総合化学企業の業績が拡大している。総合化学5社の2021年度営業利益予想の合計は1兆341億円と過去最高だった17年度(1兆753億円)に匹敵する水準だ。石油化学品や基礎化学品の市況上昇による利益押し上げ効果もあるが、非石化系事業の業績寄与度が高まっていることも注目すべき点だ。市況に左右されにくい事業構造への転換を目指す戦略の成果が実を結んだ。そして、次の焦点はカーボンニュートラル時代を見据えた大胆なポートフォリオ改革をいかに進めるかだ。続きは本紙で

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