『プラスチックフィルムの基礎を理解する』

〔主催〕化学工業日報社

 プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられます。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっていることは、皆様ご存じの通りです。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われます。
 本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向についても詳しく紹介します。

得られる知識・技術
 ・プラスチックフィルムの樹脂種類別の特性、成形加工技術、評価・試験方法
 ・市場・用途別の現状、最近成長性の高いフィルム技術の開発動向
 ・特許情報から得られるフィルム技術の開発動向

受講対象
 プラスチックフィルム技術初心者、ポリマーの研究開発者、プラスチックフィルム全般を網羅的に勉強したい方(主に初心者/初級者を対象としてわかりやすく説明します)

※本セミナーは6/20に開催する東京開催セミナー(別料金)の様子を録画し配信します。
収録当日の録音状況によっては配信を中止する可能性があります。配信開始の前日までに、実施の可否をご案内いたします。


アーカイブ配信お申込みはこちら

講演要旨

[講師]八角コンサルティンググループ 代表/ (一社)技術知財経営支援センター 副代表理事
    八角 克夫 氏

[プロフィール] 総合化学メーカーにて研究開発、技術開発および知的財産を経験後、早期退職して2019年に起業、知的財産・化学技術・情報調査/解析を統合し、未来を提案できる技術コンサルタントとして活躍中。技術士(化学)、AIPE認定知財アナリスト、検索技術者検定1級。セミナー多数実施中。

●講義(約3時間)

0.はじめに

1.プラスチックフィルムの市場動向
 1.1 プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
 1.2 用途別フィルムの動向
  (1)容器包装分野 (2)農業分野 (3)自動車分野 (4)エレクトロニクス分野 (5)建築資材分野

2.樹脂特性におけるプラスチックフィルムの特性・添加剤について
 2.1 汎用樹脂フィルム
  (1)ポリエチレン(PE) (2)ポリプロピレン(PP) (3)ポリ塩化ビニル(PVC) (4)ポリスチレン(PS)  (5)ポリエチレンテレフタレート(PET)
 2.2 (スーパー)エンプラフィルム
  (1)ポリアミド(PA) (2)ポリカーボネート(PC) (3)ポリフェニレンサルファイド(PPS) (4)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) (5)ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) (6)液晶ポリマー(LCP)

3.成形加工技術
 3.1 溶融押出成形
  (1)Tダイ成形〔(a)一軸延伸、(b)二軸延伸〕 (2)インフレーション成形
 3.2 キャスティング成形
 3.3 カレンダー成形
 3.4 単層フィルムと多層フィルム

4.フィルムの評価・試験
 4.1 機械物性評価
  (1)引張試験 (2)引裂き試験 (3)耐ピンホール性試験 (4)衝撃試験(ダートインパクト、フィルムインパクト) (5)突刺し試験 (6)剥離試験 (7)ヒートシール性試験 (8)ホットタック性試験 (9)摩擦係数試験 (10)ブロッキング試験 (11)ガス透過試験 (12)水蒸気透過試験 (13)加熱収縮率試験 (14)耐折試験 (15)ぬれ張力試験 (16) クリープ試験
 4.2 耐候性・耐老化性評価
 4.3 耐燃焼性評価
 4.4 光学特性評価

5.特許状況に基づいた最新のフィルム技術の動向
 5.1電子材料フィルム
  (1)PETを適用した電子材料フィルムの現状と課題
  (2)液晶ポリマーを適用した電子材料フィルムの現状と課題
5.2 生分解フィルム

6.おわりに

開催要項

【受講料】1名につき29,700円(税込み)
【配信期間】2024年6月25日(火)10:00~7月1日(月)17:00
※ご視聴用のURLをご案内いたします。配信期間中であれば自由な時間に何回でもご視聴いただけます。
【申込締切日】2024年6月21日(金)10:00
【受講要件】 既存の「インターネットブラウザ」(インターネットエクスプローラー(IE)を除く)の利用が可能であること

アーカイブ配信お申込みはこちら

【アーカイブ配信の受講にあたって】
・収録当日の録音状況によっては配信を中止する可能性があります。配信開始の前日までに、実施の可否をご案内いたします。
・Q&A時のやりとりも配信いたしますが、受講者の音声が聞き取りづらい可能性があります。あらかじめご了承ください。
・アーカイブ配信ご参加者の質問は配信期間中のみメールにて受け付けます。後日、講師回答をお届けいたします。
キャンセルにつきましては、開催日の前日までにその旨ご連絡をいただくか、代理の方の受講をお願いいたします。各種URL等ご案内後のキャンセルはお受けできません。
・本オンラインセミナーは、パソコン、タブレット、スマートフォンでご視聴いただけます。
・オンラインセミナーはインターネット経由の配信であり、受講側の回線状態や使用機器の状態などにより画像や音声が乱れる場合があります。あらかじめ、受講する前に、ご使用されるデバイス(パソコン、タブレット、スマートフォン)の仕様やネットワーク回線について必ずご確認をお願いします。なお、視聴に用いるデバイスならびに、その設定は受講者側でご調整ください。主催者側では、それらのサービス利用に関するサポートはできかねます。
・受講者側のシステムトラブル等により画像・音声に問題が生じ、受講できなかった場合、受講料の返金はいたしません。あらかじめご了承ください。
・主催者側で異常等が認められると判断した場合は、該当者に対するオンラインセミナー配信を予告なく切断する場合がございます。
・お申込みをしていない方が、視聴用URLを取得し、オンラインセミナーに参加しようとしても、受講許可されません。視聴用URLの転送は無効となりますのでご注意ください。
・複数のデバイスを同時に使って受講することはできません。
・万が一、主催者側のシステムの不具合等により開催を中止した場合には、対応方法を含め主催者より後日ご連絡させていただきます。
・内容と講演者は予告なく変更される場合があります。
・受講料につきましては、後日請求書をお送りさせていただきます。請求書に記載の指定口座へお振込ください。
【禁止事項】
・受講時における録画・録音・キャプチャー取得などによるデータ保管を禁止します。SNSや他ウェブサイトへの掲載も禁止します。違反行為を発見した場合、主催者は削除を要求します。
・オンラインセミナーの視聴用URLを第三者へ転送し受講させることは禁止します。
・オンラインセミナー受講時に知りえた個人情報などは、当該オンラインセミナー内のみに限り、他への口外を禁止します。
・講演資料は参加者のみのご利用に限定させていただきます。他への転送、ウェブサイト等への掲載は禁止します。

以上の違反行為を発見した場合、今後の弊社セミナー、オンラインセミナーの受講をお断りさせていただきます。