加藤勝信厚生労働相は5日の閣議後会見で、新型コロナウイルスワクチンの国内での開発状況について「一部の開発品はワクチン候補作製を終了し、動物試験を開始した」と話した。政府は2021年前半の接種開始を目指して第2次補正予算案で2000億円規模を計上しており、「開発と並行して生産体制を整備することで早期に実用化したい」と述べた。

 東京、大阪、宮城で約1万人を対象に今月から始めた抗体検査については「一般住民の抗体保有率を把握する第一歩」と話した。体内で作られた抗体の持続性や、免疫防御機能と抗体の関係などを明らかにし、経済活動再開に向けた方策の検討に活用する考え。

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