サンコロナ小田(石川県小松市)は、熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維(CF)ランダムシートの展開拡大に拍車をかける。昨年立ち上げた量産工場により、「ランダム材では国内最大」(小田宗一郎取締役新規事業開発部部長)という大型サイズ(1500×1000ミリメートル)の板として提供できるようになり、効率生産によるコストメリットを訴求する。スポーツシューズやアシストスーツなどに実績を持ち、電動バイクにも採用を果たした。採用ずみ案件についても機能性や快適性を改善する開発を継続するとともに、ランダム材自体の耐熱性や剛性の改良にも取り組み、「2年後には黒字化を実現する」(小田外喜夫社長)。ニーズに応じて他社UD(1方向)テープのランダムシートの受託製造も行なう方針。

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