フィリップス・ジャパンは、新型コロナウイルスの患者の治療などに使う人工呼吸器「トリロジー・エボ・シリーズ」について、厚生労働省から12日付で薬事承認を取得し、日本への導入が決定したと発表した。まずは早期に数百台規模の入荷を調整し、年内に1000台規模の供給を目指す。体重2・5キログラム以上の乳児から成人まで幅広い患者に対応でき、15時間使用可能なバッテリーの搭載で携帯性にも優れる。すでに米国などでは数万台規模で導入が進んでいるという。先日承認を得た「E30システム」に続き、今回の製品を加えることで人工呼吸器不足の解消に向けた取り組みを加速させる。
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