スイスのフィルメニッヒは、新型コロナウイルス感染症による手指消毒剤の不足に対応し、増産体制に移行する。米国とスイスの医療機関、救急サービス向けなどで、世界的な需要に対応するために不可欠な消毒剤を提供できるように、生産ラインを転換させた。

 同社は、香料業界で初めて手指消毒剤20トンをジュネーブに寄付するために生産ラインを転換させ、すでにジュネーブ大学病院(HUG)をはじめ、医療機関、緊急サービスに提供した。今回の増産で、パンデミックへの取り組みをサポートする病院、医療センター、助産婦、介護福祉士、救急サービス、公共交通機関、NGO、コミュニティ団体への寄付を予定している。

 欧州とアジアでさらなる生産ラインを模索する。ギルバート・ゴースティンCEOは、「責任ある企業として、私たちが行動し、私たちが前例のない時代に事業を展開する地域社会との連帯を示すことが重要だ」している。

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