住友ベークライトは28日、飛沫感染防護マスクを生産すると発表した。試供品として100セット(1セット当たり交換用面体10枚入り)を東京都と神奈川県の病院に無償提供、所轄省庁にも同数を無償提供する。5月中にはグループ会社で月産1万セットの生産体制を整え、順次販売する予定。当面医療機関向けの供給を最優先に行い、一般向けにも販売する。

 同社は透明性などの光学特性に優れ、軽量で高強度のポリカーボネート(PC)製フェイスシールドの生産・供給体制を整えた。消毒用アルコールなどによる曇りや強度低下を起こしにくく、繰り返し使用できる。頭部装着部分は工業用ヘルメットに採用している留め具の技術を応用し、簡便にサイズを調整できる。

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