川崎重工業は14日、新型コロナウイルス感染対策のため、東京都世田谷区の代田区民センターで「PCR検査サービス」の提供を開始すると発表した。同センター内に検査採取ブースを同日開設。同社の自動PCR検査ロボットシステムを活用し、受付から検体採取、検査、結果通知まで一貫したサービスを提供する。国が進める「PCR等検査無料化事業」として東京都の認可を受けて行い、今後、検査ブース設置の拡大や実施に向けた準備も進めていく。

 東京都PCR等検査無料化事業は、新たな変異株「オミクロン株」が拡大するなか、無症状の都民を対象に検査環境の整備を進めることで、感染対策と日常生活の両立、陽性者の早期発見・治療につなげることを目的に行う。都が補助することで検査費用は無料。

 サービス希望者はスマートフォンなどで専用Webサイトから予約し、検査を受ける。検体は綿棒を約3分くわえる唾液からの簡単な採取方法となっており、その後、自動PCR検査ロボットシステムで大量の検査を迅速かつ高精度に実施する。結果は登録したメールアドレスに翌日以降、通知される。

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