札幌医科大学は、新型コロナウイルスの国・地域別感染者数・死者数を、人口100万人当たりで整理・グラフ化し、ウェブ公開を始めた。一般的に出ているグラフでは人口の規模が影響してしまうが、100万人当たりとすることでより正確な数字が「見える化」できる。同大は「感染状況や日本の現状把握に非常に役立つはず」と意義を強調している。
 世界保健機関(WHO)の公開データに基づき、同大附属フロンティア医学研究所・ゲノム医科学部門で作成し、ウェブサイト(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/)で23日から公開。日英2カ国語に対応しており、人口100万人以下、感染者数などが100万人当たり5人未満の国・地域は除いている。
 通常の感染者・死数の表やデータは、人口の大小を勘案することなく、数字を積み上げており、人口の多い国は感染者数なども多くなる傾向。100万人当たりに見直すことで、規模に左右されることなく比較できる。
 グラフ下の国名をクリックすると、感染者数などの推移を確認できる。また、地域別の発生状況も見られるようにした。国・地域名での絞り込みも行える。

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