化粧品ODM(相手先ブランドによる設計・製造受託)/OEM(相手先ブランドによる生産)の国内トップメーカーで、業界をリードする日本コルマー。充実した「研究開発体制」に加えて、特定の取引先や販売チャネル、品目、生産拠点に偏らない徹底した「分散主義」により、成長を続けている。新型コロナウイルス禍にあっても2022年3月期決算は18期連続増収を達成するなど好調だ。今後の成長戦略や海外事業などを神崎友次会長に聞いた。

◆…22年3月期の業績について。

 「単体ベースの売上高は493億円で前年比4・4%の増収となった。コロナ禍で化粧品市場が厳しいなか、当社は多くの品目を製造しつつ、幅広い販売チャネルの顧客と取引する『分散主義』を徹底したことで、18期連続の増収を達成した。前期はコロナの影響により巣ごもり需要やケアニーズの高まりにより、高付加価値のヘアケアやスキンケアといった受注が旺盛だった。足元も堅調で23年3月期は増収を見込んでいる」

<食品などでも伸長>

◆…化粧品OEM業界の見通しは。

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