日本製薬団体連合会(日薬連)は、「医薬品供給調整スキーム」の特別運用ルールを策定した。新型コロナウイルス感染症の流行拡大にともない、供給不安の恐れも生ずるなか、傘下の製薬各社に対して高シェア品の同一成分薬や代替薬などをリスト化することを求めた。また、製品の供給不安が見込まれる場合は約2カ月前に厚生労働省に報告するようにもする。

 13日付で各社に通知した。日薬連との連絡窓口担当者の事前登録も要請。供給不安時には同一成分薬などのリストを日薬連に提出し、厚労省も交え、供給調整を実施する。

 数量ベースで市場シェア3割超の医薬品を対象に、1カ月以上の欠品が見込まれる場合に適用する。日薬連でチームを編成、加盟各社とともに増産や在庫調整などに当たる。

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