木材由来の新素材「改質リグニン」の実用化に向けた研究開発が本格化している。木材の約30%を占めるリグニンという成分を改質・加工した日本発の素材で、工業材料としての展開などが期待されている。改質リグニンの普及を目指して創業したベンチャー企業、リグノマテリア(東京都新宿区)は、年産5000トン規模の製造プラントを2年以内に立ち上げ、数年後の商用生産につなげる。廃棄されている伐採材を有効活用し、環境保全や地方活性化などにも貢献する。高い強度や加工性、耐熱性を備えた高機能性材料の原料として注目されており、森林研究・整備機構 森林総合研究所(森林総研)などの研究チームは、2024年までにスーパーエンプラ向けの新素材として完成させることを目指す。続きは本紙で

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