米サイティバ、バイオ薬分離精製剤、アジアに新工場建設へ

　バイオ医薬品製造用材料などを手がける米サイティバは、抗体医薬品の精製工程で使用するクロマトグラフィー担体のグローバルサプライチェーン（供給網）を拡充する。新工場を建設中の米国と現主力のスウェーデン工場の２拠点に加え、アジアにも工場を新設する方針。世界市場で圧倒的なシェアを誇るなか、欧米アジアの３極で地域完結型の安定供給を実現する。東ソーやＪＳＲなどの競合メーカーは成長市場を追い風に拡大基調にあるが、「業界の巨人」の足音が忍び寄る。

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