米リジェネロン・ファーマシューティカルズと仏サノフィは、新型コロナウイルス感染症に対する治療薬として検討している抗体医薬「ケブザラ」(一般名・サリルマブ)について、先ごろ開始した第2/3相臨床試験の実施計画を修正したと発表した。対象患者を極めて重症な患者に絞り、高用量の投与のみ継続する。

 初期の試験データから、低用量投与では十分な有効性が期待できないと第三者機関から評価されたため、試験規模を縮小する。人工呼吸器などを使用している/集中治療室(ICU)で治療を受けている「極めて重症(クリティカル)」な症例のみを対象に試験を継続し、人工呼吸器などを使っていない重症例は除外。低用量の投与グループも中止する。同試験には日本も参加している。

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