DICは、新型コロナウイルス感染者のうち重症者の治療に用いられる体外式膜型人工肺(ECMO)用中空糸膜の生産体制を整える。中空糸膜は血液に酸素を加える役割を担う。同社の中空糸膜は、血栓塞栓症などを引き起こすリスクを効果的に抑制できる特殊なポリオレフィン樹脂を素材としており、1990年に人工肺用のガス分離膜として採用され、30年にわたり高い信頼性を得ている。ECMOの安定供給のため今後、中空糸膜の増産などに対応していく。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

ライフイノベーションの最新記事もっと見る