JSRが構造改革を検討中の合成ゴムなどエラストマー事業について、石油元売り最大手のENEOSホールディングスが買収を検討していることがわかった。中長期的に燃料油の需要減少が見込まれるなか、石油化学へのシフトを選択肢に掲げるENEOSは買収により石化誘導品の多様化を図れる利点がある。ただ、両社工場の物理的距離が検討の俎上にあがっているとみられ、1000億円規模ともされる金額などの条件面で折り合いが付くか未知数だ。同事業を巡っては、合成ゴム大手の日本ゼオンも一時検討した末に買収を見送った模様。現時点で韓国ロッテケミカルが買収に名乗りをあげているともいわれ、売却が実現するか注目が集まる。続きは本紙で

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