住友ベークライトと大日本住友製薬の合弁会社で体外診断用の医薬品を手がけるSBバイオサイエンス(東京都品川区)は、米カイデル(カリフォルニア州)の新型コロナウイルス抗原検出用試薬の製造販売承認を取得したと発表した。3月初旬から販売を開始する。同試薬は鼻咽頭ぬぐい液または鼻腔ぬぐい液を検体としてテストカセットに添加後、SBバイオの小型装置「Sofiaアナライザー」で判定。目視判定によるヒューマンエラーのリスクをなくし、約15分で迅速・簡便に抗原が検出できる。

 2020年5月には、世界に先駆け米国で米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)を取得。カイデル社では21年9月末までに年間2億4000万テスト以上の出荷を目指して生産ラインの増強を進めている。

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