グンゼは、生体吸収性材料の開発をグローバルで推進する。中国では初の現地開発品である人工心膜の治験を2021年度上期にも開始予定。ゼラチンフィルムの内部にポリグリコール酸(PGA)のメッシュを入れたもので、心臓手術後に傷口と胸壁の癒着を防ぐ。25年度の上市を見込み、早期に年間売上高10億円を目指す。国内では、消化器外科および産婦人科の外科手術を対象としたゼラチン製癒着防止材の治験を20年10月に完了したほか、半月板や軟骨、乳房を再生する材料の上市も計画。米国でも静脈用血管再生基材を26年度に投入予定だ。これらを牽引役に、30年度にメディカル事業の年間売上高を現状比2倍の200億円に引き上げる。続きは本紙で

21年度上期の治験開始を見込む人工心膜

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