ニプロは24日、人工知能(AI)を活用した新型コロナウイルス感染症重症化予測システムを開発すると発表した。患者が入力した基礎項目とバイタルサイン、血液検査の結果から、AIが重症化リスクをパーセンテージで示すシステムを構築する。今年度中にニプロが承認申請し、上市後の販売も担う。

 23日付で東京大学医学部附属病院と同システム実用化を目的とした契約を交わした。同病院では新型コロナの重症化予測サービスのモデルを構築。24日から運用を開始し、AIの学習データの収集に着手している。ニプロは同サービスの医療従事者用ユーザーインターフェースを開発した。今後、得た学習データを基にニプロがプログラムを構築し、医療機器プログラムとして国内で承認申請を行う。

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