プラスチック製品などの企画・製造を行うダブルエイチ(東京都大田区)は、医療・介護現場に向けたフェイスシールドを開発、量産を開始した。顔面との空間を広く取った機能的なデザインと、組み立てやすい設計としており、20日には神奈川県川崎市に対して最初の製造ロット1000枚を寄贈する。

 医療用の使い捨てタイプと、介護用のスクリーン交換式の2タイプを合わせて今月末までに3000枚、来月6月末には1万枚の生産を見込む。同社ではこれまでにアクリル製の飛散防止パネルも設計・制作していたが、問い合わせが多かったために新たにデザインし、同社内に製造体制を整えた。

 ロゴやイラストなどをプリントすることもできる。医療用は従来品と同等の価格設定。シールド交換式は1800円(スクリーン部は350円)での供給を予定。また、継続的に寄付を行うためにクラウドファンディングも呼びかける計画。

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