中央社会保険医療協議会(中医協)は8日の総会で、新型コロナウイルス感染症検査の保険収載価格の見直し案を承認した。PCR検査などの保険点数を半分程度まで引き下げる。政府方針を踏まえ、来年4月の診療報酬改定時から前倒しして12月31日に引き下げを行う。

 核酸検出検査(PCR検査)を一律で700点まで引き下げる。委託の場合1800点、委託以外の場合1350点だった。また、定性の抗原検出検査を300点、定量の抗原検出検査を560点まで引き下げる。現行の抗原検出検査は定性、定量どちらも600点。

 11月の新型コロナウイルス感染症対策本部で決定された政府方針「誰もが簡易かつ迅速に利用できる検査の環境整備」の実現に向け、実勢価格を踏まえた調整を行う。

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