住友金属鉱山は、新規ニッケルプロジェクトの立ち上げを急ぐ。2030年代をターゲットとする中長期目標「ニッケル年産15万トン」に向け、今期スタートした新中計の目玉として検討していたインドネシア計画が中止を余儀なくされ、別立地の探索が急務となっていたが、豪州など候補地を絞り込んだ。並行してニッケル・コバルト混合水酸化物(MHP)に対応可能な生産プロセスを開発し、既存製錬所との新たな関係構築に結びつける。生産量拡大は特殊鋼向け地金など既存顧客への販売増に加え、中長期的な伸長が見込めるリチウムイオン2次電池(LiB)正極材用硫酸ニッケルの供給量拡大を実現する。続きは本紙で

正極材の要となる硫酸ニッケル。供給量拡大を実現する

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