厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の発生にともなう高濃度エタノール製品の使用についての改定を10日付で都道府県関連部局宛に通知した。医薬品や医薬部外品の手指消毒用エタノールの需給が逼迫している状況を鑑み、代替品としてスピリッツなどの酒造業が製造販売しても差し支えないとした。

 要件とするのは、エタノール濃度が原則70~83vol%の範囲内であること(消毒効果が十分に得られるよう、より高濃度のものは精製水などで同範囲に薄めて使用する)としている。この通知を受け、菊水酒造や若鶴酒造などが販売を開始した。

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