富士加飾(兵庫県小野市)は、リサイクル炭素繊維の市場拡大へ新工場の建設を検討する。2023年にも本社工場近隣に新生産拠点を立ち上げる方針で、まずは現状の5倍程度の設備を導入。さらに3~4年かけて同規模設備4基体制として現行の20倍に引き上げる方針。同社は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から、連続繊維の状態のままでバージン並みの物性を持ちつつ、鉄鋼並みのLCA(ライフサイクルアセスメント)の数値を示すリサイクル炭素繊維を回収できる独自の技術を持つ。航空機向けCFRP事業から生じる端材の処理を必要とし、リサイクル炭素繊維の活用も図る新明和工業とタッグを組んで多様なアプリケーションを開拓していく。続きは本紙で

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