<展望2022トップインタビュー>
◆…22年度は中期経営計画の最終年度です。
「私が社長に就任した2014年度から約1~2年で構造改革のほとんどを完了させ、その後は新しいビジネスの構築を図ってきた。基礎収益力の回復という意味では成功したが、新しい方向性という意味では思っていたことの半分しかできていない」
「例えば、自動車向け複合成形材料事業を手がける現在のテイジン・オートモーティブ・テクノロジーズ(TAT)に相当する米企業のCSPを17年に買収した際、当時の売上高約600億円を1000億円に引き上げる目標を掲げ、すでに達成した。米国の自動車市場でTATは非常に強いポジションになっている。一方で想定外のことも多く、利益に貢献できていない点で、結果的に半分しか達成できていない」
◆…TATの課題解決に向け、どのような取り組みを行っていますか。