日本光電は、米子会社の日本光電オレンジメッド(カリフォルニア州)が開発・生産している気管挿管型人工呼吸器「NKV-550」について、新型コロナウイルスに感染した重症患者に使える医療機器として日本での製造販売承認を厚生労働省から取得した。自動車や電機メーカーなどの協力を受け、日本政府とも連携しながら主力工場の富岡生産センタ(群馬県富岡市)で生産する。国内の医療機関に向け、7月をめどに供給を始める計画だ。

 富岡生産センタでは、気管内挿管や気管切開を行わない人工呼吸管理「NPPV(非侵襲的陽圧換気)」を行う人工呼吸器「同330」の増産体制の構築も進めており、2機種を供給できるようになる。国内の医療機関向けには両製品とともに、スイス社製の気管挿管型人工呼吸器も引き続き提供していく。

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