東ソーは今年度中をめどにウレタン原料のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)について、蒸留分離設備(スプリッター)の海外設置を決定する。2024~25年度初めの稼働を想定し、中国に続く2拠点目の海外スプリッター設置でMDIの拡販につなげる。国内MDI設備のデボトル増強も検討するという。現状、スプリッターの設置場所は未定だが東南アジア、インドでのMDI事業拡大に活用する設備となる。24年度までの現3カ年中計で、コモディティ領域を対象に計画する400億円規模の設備投資のうち、中核のものと位置付ける。

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