東レは、リチウムイオン2次電池(LiB)用絶縁膜(セパレーター)事業で、高付加価値品戦略を加速する。LiBの高容量化で安全性に対するニーズが高まるなか、シャットダウン(SD)とメルトダウン(MD)の温度差が約160度Cとなるセパレーターの開発に成功した。今後は現状で6割以上となるコーティング品の比率を2021年度には7割以上に高めるなど、高次元の安全性の確立に努める考えだ。得意とするポリマー設計やプロセス、膜構造制御など各技術に磨きをかけながら、20年度は数量で前年比10%増を計画。22年度までには現状比で1・5倍以上の売り上げ拡大を見込む。続きはこちら

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