三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬は、米国の創薬機能を拡充する。中枢神経領域で新規創薬の標的を探索するマサチューセッツ州の研究拠点で薬理評価なども手がける計画で、2025年頃をめどに増員し、体制を整える。同拠点はハーバード大学などとの協業も進展しており、アカデミアや企業が集うボストンのエコシステム(生態系)に深く入り込み共同研究などの機会拡大も狙う。ヘルスケア大国で最先端のサイエンス集積地である米国での活動を積極化し、開発パイプラインの充実を目指す。

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