米政府の中国ファーウェイに対する半導体輸出規制の強化が部材業界にもさまざまな影響を及ぼしそうだ。半導体関連では「影響は軽微」とするものの、ファーウェイと直に取引のあるところは「5G基地局事業の縮小が売上減につながる」などと深刻。足元絶好調の半導体製造用材料各社は落ち着いており、「法令を順守し、顧客の動向を注視する」と異口同音に語る。ファーウェイが積増した半導体の在庫が払拭する年末以降は不透明だが、5GやAI、自動運転向け半導体需要の急成長が期待できることが背景にある。実際の影響はどう出るのか、まだ分からないが、いずれにせよ日本から約1兆1000億円もの資材を調達しているファーウェイの盛衰は、コロナ禍と並ぶ大きなリスク要因となっている。続きは本紙で

ファーウェイ本社

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