資生堂は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、17日から国内で手指消毒液(指定医薬部外品)の生産を開始すると発表した。手指消毒液は手荒れに配慮したものを今回、新たに開発し、厚生労働省から承認を受けた処方は、ほかの企業にも今後、開示するという。生産はまず那須工場(栃木県大田原市)で開始する。5月以降では、久喜(埼玉県久喜市)、掛川(静岡県掛川市)、大阪(大阪市東淀川区)の3工場でも行い、毎月計20万本(約10万リットル)を医療機関などに有償で提供する。一般販売は予定していない。

 同社は国内に先駆け、フランスと米国の工場でも消毒剤を生産している。

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