ビスフェノールA(BPA)市況の下落傾向が続いている。秋の定修期明けで各社フル稼働となる一方、9月半ば以降中国における電力制限の影響で誘導品のポリカーボネート(PC)やエポキシ樹脂の生産設備の稼働が低下し、BPAが余剰となったことが背景。電力制限が緩和され、誘導品の設備稼働は徐々に回復しているものの弱含んでいる。このためCFR中国価格は1トン当たり2200ドルと、9月初めから約800ドル下落している。ただBPAを外部購入するPCメーカーはいぜんスプレッドが十分確保できず厳しい状況だ。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

 

市況の最新記事もっと見る