田村憲久厚生労働大臣は14日の閣議後会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種と、異なるワクチンによる交差接種について、17日をめどに審議会を開き「議論したい」との考えを表明した。3回目接種については、ファイザーやモデルナが安全性や免疫原性などを評価する臨床試験を実施中。交差接種に関しても研究が進んでいるが、いずれも国内では認められていない。海外の状況を踏まえ、田村厚労相は、「研究結果をしっかりと分析していきたい」と語った。

 新型コロナウイルスワクチン接種をめぐっては、2回目の接種を終えた人が国民全体の50%を超えるなど順調に進む一方、防御効果が数カ月で減少するといった研究もあり、3回目接種の必要性が取り沙汰されている。

 また、子供へのワクチン接種の是非について、「ワクチンを打つと一定程度感染を止める効果もあるという研究結果が出ている」としたうえで、
「家庭で家族に移す可能性などさまざまなリスクを考慮して、接種するという方向で決定している」と強調した。

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