コロナ治療薬治験来年上半期開始へ オンコリスバイオファーマの浦田泰生社長は、このほど開いた決算説明会で、開発中の新型コロナウイルス治療薬「OBP-2011」の治験に関して、秋にも医薬品医療機器総合機構(PDMA)と相談する考えを示した。早ければ来年上半期での治験開始を見込む。2011は軽症者向けの経口投与剤として開発を進めており、さまざまな変異株のほか、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)など幅広いコロナウイルスに増殖抑制効果を示すとしている。

 2011は、パイロット生産をほぼ完了、製剤化の検討を進めている。年末にかけて原薬のGMP製造を終える予定。

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