化学大手の2021年4~12月期決算が出揃い、8社のうち5社が過去最高益を更新した。石油化学品の市況上昇が主因だが、おう盛な需要が続く半導体材料や医療材料なども収益を押し上げた。ただ好調な業績にもかかわらず、6社が通期利益予想を据え置いている。8社の利益を合計すると、22年1~3月期は前期比減少する計算で、各社は原料価格の高騰、物流の混乱、地政学リスクなどを警戒する。21年度は多くの企業が過去最高水準の業績を予想するが、22年度は石化市況高騰といった一時的な増益要因が剥がれ落ちることも想定され、真の実力が試されそうだ。続きは本紙で

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