アース製薬で社長・会長を務めた故大塚正富氏の「お別れの会」が28日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)でしめやかに執り行われた。会社、業界の関係者ら約1000人が参列し、故人をしのんだ。

 大塚氏は大塚グループ創業家の五男。1953年に旧制大阪理工科大学工学部(現近畿大学理工学部)卒業後、大塚製薬工場に入社し「オロナイン軟膏」や「オロナミンC」の開発に携わった。70年にアース製薬の再建を命じられ社長に就任。「ごきぶりホイホイ」や「アースレッド」「アースノーマット」といった多くのヒット製品を生み出し、現在にいたる収益基盤を構築。98年に会長、2005年から特別顧問を務めていた。2月5日に死去、享年91。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

セミナーイベント情報はこちら

おくやみの最新記事もっと見る