あゆみ製薬は29日、7月末から一時出荷停止していた解熱鎮痛剤「カロナールシロップ2%」について、同日付で限定出荷体制に移行したと発表した。現状、すべての発注に対応できる状態にはないが、可能な範囲で最大量を出荷し、需給改善に努める。また、出荷停止措置を継続している「カロナール細粒20%」も10月初旬には限定出荷できるように調整を進めていく。

 カロナールをめぐっては、新型コロナウイルス感染症の患者が急増するなか、想定を大幅に超える需要が継続し、供給が追いつかない状況にある。出荷停止中だった2製品のほか、現在、「カロナール錠200」「同300」「同500」「カロナール細粒50%」「カロナール原末」「カロナール坐剤小児用50」「カロナール坐剤100」「同200」「同400」が出荷調整の対象となっている。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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