あゆみ製薬は7日、解熱鎮痛剤「カロナール細粒20%」の出荷停止を解除し、同日から限定出荷に移行すると発表した。市場の必要量には十分ではないものの、継続的に供給可能な最大数量を出荷できるめどを得たため。新型コロナウイルス感染症の“第7波”を受け、需要が激増し、これまで出荷停止を余儀なくされていた。これにともない、カロナール全規格で限定出荷に移行した格好だ。

 新型コロナウイルス感染症の患者急増を背景に、想定を大幅に超える需要が継続しているとし、同社は7月末にカロナールの出荷調整を開始。代替製品の処方を求めるとともに、一部規格では出荷停止に踏み切った。その後、8月末には出荷を停止していた「カロナールシロップ2%」が限定出荷となり、「同細粒20%」のみが残っていた。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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