【上海=但田洋平】2019年の中国のエチレン生産量は前年比9・4%増の2052万トンとなり、初めて2000万トンを突破した。エチレングリコール(EG)などの需要は夏場以降鈍化したものの、スチレンモノマー(SM)など他の誘導品需要が年を通じて旺盛だったことに支えられたもようだ。20年は恒力石化や浙江石油化工有限公司の大規模設備の稼働が計画され、少なくとも500万トン超の能力が上乗せされる見込み。エチレンマージンが低迷局面にあるなか、個々のプロジェクトの進捗が市場に大きな影響を及ぼす。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

エネルギー・素材の最新記事もっと見る