【シンガポール=中村幸岳】コロナ禍や通商摩擦の長期化、持続可能性重視などを背景に、アジアの化学品トレードフローに変化が生じている。メタノールは、世界最大の需要国・中国でイラン品の流入が増加。現地MTO(メタノール・ツー・オレフィン)設備の高稼働を支える。また地域間価格差の拡大などにともない、中国産汎用樹脂の東南アジア流入が加速、市況に影響を及ぼし始めた。一方、バイオ化学原料の生産開始を受け、将来的な原料調達の柔軟性向上に期待が集まっている。続きは本紙で

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