アボットジャパン(東京都港区)は8日、新型コロナウイルス感染症の抗体検査用試薬の販売を始めたと発表した。感染後期に体内で作られるIgG抗体の検査薬。日本全国の病院や検査室に設置されている全自動分析装置「ARCHITECT」を用いて測定でき、処理能力は1時間に最大100~200検体。まずは研究用試薬として展開し、早期の製造販売承認の申請も目指す。

 感染から回復後、数カ月~数年のあいだ体内に存在するIgG抗体の検査によって、新型コロナウイルスの感染の既往を調べられる。アボットの製品はすでに米国では緊急使用許可(EUA)、欧州ではCEマークを取得している。

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