アンジェスは、大阪大学などと開発する新型コロナワクチンについて、阪大医学部附属病院で新たに第1/2相臨床試験(P1/2)を開始すると発表した。最初のP1/2を大阪市立大学附属病院で行っているが、接種間隔などを検討する別の試験を立ち上げる。9月上旬に接種を始め、10~12月期に速報結果が出る見込み。

 2本目のP1/2を9月に始める。主な目的は、最適な投与間隔や回数を検討すること。市立大附属病院で行っている最初の試験は低用量、高用量の2種類を設定しているが、阪大附属病院の試験では高用量(2・0ミリグラム)のみ。2週間ごとに2回、4週間ごとに4回、2週間ごとに3回という3グループに分けて行う。いずれも筋肉内注射で接種。各グループ10例、合計30例を登録する。

 10~12月中には、2本のP1/2結果を総合的に判断する速報結果が出る見込み。

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