イノアックコーポレーションは、R&D発の製品事業化を推進する。シリカエアロゲルを発泡体内部に充填した「フレキシブルエアロゲル」は熱伝導率0・016ワット/メートル・ケルビンという高断熱性に加え性能持続性と柔軟性、加工性が評価され、今期量産を開始する。最薄0・06ミリメートルの長尺発泡シート「ピュアセル」はモバイル向け薄肉衝撃吸収材として用途拡大が期待できる。いずれも神奈川県秦野市のイノアック技術研究所(ITC)で原材料から開発し、同所に設置した量産設備で生産を行う。ITCで開発したウレタンフォームのケミカルリサイクル技術は、2022年に実証プラントを設置する計画。「独自技術を軸とした新規事業を拡大する」(佐藤正史グローバル技術本部長兼イノアック技術研究所所長)。続きは本紙で

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