イビデンは、抗ウイルスメラミン化粧板「ウィルヘル」や独自の抗ウイルスコート剤「ウィルヘルコートプロ」が新型コロナウイルスに対して不活性化効果があることを藤田医科大学の試験評価で確認した。実際の新型コロナウイルスを使い試験・評価したところ、１５分後に９９％以上の不活性効果が得られたという。イビデンは昨年から現場施工の抗ウイルスコートや抗ウイルススプレーなど抗ウイルス製品の事業展開に注力している。今回の試験評価を踏まえ、抗ウイルス市場における展開強化につなげていく。
イビデンはセラミック技術で蓄積した調合や混合などの技術をベースに昨年、優れた抗ウイルス効果を持つ現場施工型の抗ウイルスコート剤を製品化、全国展開に乗り出している。建材で抗ウイルス加工製品も保有、これに金属や樹脂など幅広い材料に塗布コートできるウィルヘルコートプロ、非アルコール系水溶液の噴霧タイプ、ウィルヘルスプレーと製品ラインを増やしている。
