インキ大手がエネルギー分野で新事業育成を加速している。インキ製造の基幹技術である分散・制御技術を発展させ、主に液状材料の製造に転用する。東洋インキSCホールディングス(HD)は車載LiB(リチウムイオン2次電池)用の導電助剤の事業化を果たし、日中欧米の4極体制を整備した。昨年度から積極投資を続け、日欧米では近く増強工事も完了して供給能力を大きく引き上げる。サカタインクスはニッチな領域を狙ってアカデミアとの共同研究を実施。センサー電源を狙った小型電池の早期事業化を図る。事業化の可能性はEMS(電子機器製造受託サービス)事業を手がける関係会社とのシナジーを生かせるかにかかっており、アッセンブリー工程での連携を重視する。続きは本紙で

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