ウシオ電機の波長222ナノメートルの紫外線殺菌技術に、新型コロナウイルスを不活化する効果があることが確認された。広島大学の研究グループによるもの。人体への安全性に加え、感染防止を実現する手段として期待が高まっており、ウシオ電機は普及に向けた取り組みに一段と力を入れる。

 同大学病院感染症科の大毛宏喜教授らのグループが効果を確認した。新型コロナは飛沫や接触から感染が広がりやすく、実際に患者の診療を行った病室のベッド柵などからはウイルスが検出されている。従来は消毒剤を使った手による清掃が行われてきたが、紫外線を用いた非接触型の殺菌・ウイルス不活化技術に注目が集まっている。

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