ギリアド・サイエンシズ日本法人は14日、新型コロナウイルス治療薬候補「レムデシビル」の臨床試験を日本でも開始したと発表した。グローバルで進めている企業主導の国際共同治験2本に参加する。同日から日本の医療機関で被験者への投与が始まった。

 新型コロナウイルス感染症の重症患者、中等症患者を、それぞれ対象とする第3相臨床試験プログラム「SIMPLE試験」を日本でも開始する。

 日本からは横浜市立市民病院など複数の医療機関が参加し、被験者への投与を14日に開始した。同試験では全世界で計4000例規模の症例登録を予定している。

 この試験とは別に、米国立衛生研究所(NIH)や日本の国立国際医療研究センターが主導する国際臨床試験も進行中で、日本では3月末から症例登録が始まっている。

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