厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)に向けて、現時点で想定する開始までのスケジュール案を都道府県などに事務連絡した。まず今月中にはファイザー製ワクチンの追加接種を決定し、中旬以降に接種券の送付を始める。来月1日から各自治体で接種可能にする。2月からはモデルナ製も追加接種の対象にする見通し。

 追加接種の実施方法はまだ厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で議論中だが、同省として「現時点で想定される今後の追加接種に関するスケジュール」を示し、各自治体で接種体制の早期整備を求める。先月29日付の自治体向け事務連絡で明らかにした。

 まず今月中旬に開催予定の分科会でファイザー製の追加接種について実施を決める。その後、中旬から下旬にかけて市町村が接種券の送付を開始。来月1日で追加接種の関係省令を施行し、市町村で接種を始める。今年12月分、来年1月分としてまず412万回分を配分する。モデルナ製は年内にも追加接種を決定し、年明けから流通を開始。2月から追加接種を可能にしたい考え。

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