富士フイルムメディカルは、JTB、プラタナスと共同で新型コロナウイルス抗原検査出張サービスを首都圏で始めたと発表した。スタッフや検査車を派遣するなどして、学校行事や入社式、個人の冠婚葬祭など幅広いイベントに対応する。富士フイルムの「銀増幅イムノクロマト法」を用いた抗原検査キットと感染症検査装置を使用。JTBが事業者にサービスを紹介し、医療法人であるプラタナスが検査業務などを引き受ける。

 東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県が対象で、事業者の希望する場所で利用可能。キットをはじめとする医療資材や従事者など、抗原検査に必要な環境をまとめて提供する。屋内だけでなく、検査車を使って屋外に設営することもできる。検体採取後約15分で結果を得られ、速やかに報告する。

 これまで活動自粛により新型コロナウイルス感染症のリスクを排除する傾向が強かった。だが、今後はリスクをコントロールしながら経済活動を推進していく必要性が増していくと考えられる。こうしたニーズを捉え、まずイベントなどの開催が多い東京圏でサービスを展開していく。

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