ニチバンは、「コロナ禍の睡眠不調」に関する調査結果を公表した。約3割が睡眠の質が低下し、日常生活にも影響をおよぼしているという。肩や首などに痛みを抱える人も多いことが分かった。長引くコロナ禍で先の見えない不安から、精神的ストレスが身体の不調や睡眠に影響していることが示唆される。

 今年8月、コロナ禍の睡眠不調について20代から60代までの男女500人を対象に調査を実施。コロナ禍における平均睡眠時間は6・5時間という回答が最も多く、約3割が睡眠の質が下がっている。「コロナ禍が要因で眠れない・寝つきが浅くなった」という回答も3割あった。

 「コロナ禍で身体の痛みが増えた」という回答も約3割あり、自粛生活で起こった身体の不調や痛み「自粛痛」を感じていると示唆される。とくに20代は約5割と、他の世代と比べ身体の痛みを感じる傾向にある。若年層はコロナ禍の睡眠悩みで多かった「スマートフォンの見過ぎ」が影響していることも考えられる。

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